Atomization Mechanism of Boron in Graphite Furnace Atomic Absorption Spectrometry Using an Iron Matrix Modifier
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2017 |
Předmět: | |
Zdroj: | 分析化学. 66(9):629-637 |
ISSN: | 0525-1931 |
Popis: | 従来の市販装置の原子化段階の最高到達温度の関係で耐熱性元素のホウ素の原子化機構の研究には厳しい限界があったが,市販装置を調整することで原子化段階において黒鉛炉が等速昇温条件下でのホウ素の原子吸光シグナルが観測でき,Sturgeon法による速度論的解析が可能であった.検出限界の顕著な向上が既に報告されている鉄マトリクス修飾剤添加時において安定な灰化生成物の存在を示す2ステップの灰化曲線が得られた.灰化温度1260 K以下の1stステップではEa=799±72 kJ mol−1,灰化温度1400~1740 Kの2ndステップではEa=485±78 kJ mol−1であった.それぞれのEa値は前者はカルシウム修飾剤の場合,後者は銅修飾剤の場合と一致した.ホウ素の原子蒸気生成のモデルと仮定した反応式から求めた反応のΔHとEa値を比較して原子化機構を明らかにした.1stステップでは酸化物の解離,2ndステップでは炭化ホウ素の酸化分解が律速段階であった. |
Databáze: | OpenAIRE |
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