Contributions of Kabunakama on Economic Development in Middle-Late of the Edo-Period in Japan
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2020 |
Předmět: | |
Zdroj: | 千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of Studies on Humanities and Public Affairs of Chiba University. 41:32-53 |
ISSN: | 2433-2291 |
Popis: | [要旨]江戸時代は封建身分制社会だったが、国際社会の影響を最小限に留めながら日本独自の制度や文化を作り上げ、農業生産力の向上を背景に経済活動を持続的に発展させた。その過程で幕府や諸藩が商業統制のために商品の取扱や流通を独占する特権を与えたのが問屋商人が自主的に結成した同業者組合である株仲間だった。本稿の目的は、株仲間の経済的機能や株仲間が発展から衰退へ切り替わった要因を分析し、その経済史における役割を明らかにすることである。そのために従来の研究とは異なり寡占市場モデルを用いて分析を行った。株仲間は商品経済の発展や市場の変化に適応できなくなり解散は不可避だったが、長期間にわたり民間の経済活動を主導し、その資本蓄積は近代の経済成長に大きく貢献した。株仲間は明治に廃止されたが、機能の一部はその後業界団体などに継承され長く日本の政策運営に影響を及ぼした。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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