牛コレステロール代謝異常症の発症が疑われたアポリポタンパク質B遺伝子変異ヘテロ個体の1症例
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2019 |
Předmět: | |
Zdroj: | 北海道獣医師会雑誌. 63(3):65-68 |
ISSN: | 0018-3385 |
Popis: | application/pdf 5カ月齢のホルスタイン種雌育成牛が、削痩および間欠性の水様性下痢を呈した。総コレステロール濃度が7mg/dlと著しい低値であったため、コレステロール代謝異常症(Cholesterol Deficiency :C D)を疑ってpolymerasechainreaction (PCR)検査を実施したところ、アポリポタンパク質B遺伝子(APOB)変異ヘテロと診断された。症例の一般状態は経過観察中に安定し、糞便性状は徐々に回復して有形便となったが、栄養状態は改善されなかった。APOB変異ヘテロ個体であっても、CDに類似する症状が発現することが確認された。APOB変異ヘテロ個体では総コレステロール濃度の低値により、環境変化や感染症に対する抵抗性が低下している可能性が考えられた。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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