Regional Development and Life of the Inhabitants of a Depopulated Mountain Village in Hokuriku District (1)

Jazyk: japonština
Rok vydání: 1979
Předmět:
Zdroj: 富山大学紀要. 富大経済論集. 24(3):396-423
ISSN: 0286-3642
Popis: すでに先年,利賀村における昭和30年代以降の激しい人口流出,特に若年齢層の流出や挙家離村の動向,それら挙家離村者の離村前及び後の生活の実態,更にこの村の人口構成や就業構造の変動,最近の住民生活の変貌と住民の意識等を取りあげて検討してきた。これらの研究は主として昭和46年に実施した実態調査に依拠するもので,すでにその調査後7年が経過した。その間においても,この村では,深化していく過疎の克服のための積極的な諸施策が講じられ,世帯の流出も小康状態にあるようにみえる部落もあるが,村の人口流出,減少は決して止まらず,進行しつつあるのが現状であって,その後廃村寸前の状態に追いこまれている部落も存在している。そこで,この村の中でも,先の実態調査を行った46年頃から今日までの6,7年の間に,各種の過疎対策事業が積極的に実施されて,少くとも表面的には大きく改善され,変貌を遂げた百瀬川地区を取りあげて,そこに講じられた主要な諸施策の概要を検討し,更にこの地区のその後の住民生活の変貌と住民意識の変化を追跡して,この村の社会及び住民生活の変貌の局面を一層微視的に追究しようとするのが本稿の目的である。
Databáze: OpenAIRE