Factors for long term maintenance of neuron

Autor: Yoshio, KANO, Sachiko, NAKAGIRI, Fukimi, HIRAGAMI, Kenji, KAWAMURA, Department of Occupational Therapy, School of Health Science KIBI International University, Department of Nursing, School of Health Science, Kibi International University, Department of Physical Therapy, School of Health Science, Kibi International University
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: 吉備国際大学保健科学部研究紀要 = Journal of Kibi International University School of Health Science. 11:97-102
ISSN: 1341-8904
Popis: 末梢神経の活動に関与している非神経細胞は、神経の長期生存のために必要な神経因子を供給することができ、さらにこれら非神経細胞によって作られた環境が軸索の再生にも働いている。感覚神経や交感神経を非神経細胞から分離して培養すると、その長期生存には神経因子の1つである神経成長因子(NGF)の添加が必要となる。NGF を神経細胞に作用させると神経細胞はNGF 受容体の1つであるTrk をリン酸化し、続いてシグナル伝達経路の1つであるRaf−MEK−ERK 経路を活性化することで神経突起の誘導や長期生存を保っている。我々は交感神経由来のPC12細胞からNGF には反応しないが熱ショックのような物理的刺激によって神経突起の誘導や長期生存が引き起こされる新規の細胞株であるPC12m3-S 細胞を開発した。PC12m3-S 細胞に物理的刺激を与えると、Raf−MEK−ERK 経路ではなくp38キナーゼ経路が活性化した。これらの結果から、PC12m3-S 細胞は物理的刺激によってp38キナーゼ経路を介した神経再生が活発となりさらに神経の長期生存を保っていると考えられた。
Databáze: OpenAIRE