The effect of using metronome reading training and psychoeducation for Stuttering in a child with childhood-onset fluency disorder

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2021
Předmět:
Zdroj: 作大論集 = Sakushin Gakuin University Bulletin. 13:83-92
ISSN: 2185-7415
Popis: 本研究は、小児期発症流暢症児に対して、メトロノームを用いた発話速度の調整と、心理教育による確立操作を行うことで、発話流暢性が向上するか検討することを目的とした。 小児期発症流暢症(吃音)がある児童1名に対して、メトロノームを用いた発話の流暢性を向上させるトレーニングを実施した。初めに聞き取りやすい読み方と、聞き取りにくい読み方のルール形成を行い、聞き取りやすい読み方の練習をすることを教示した。7文節の文章を1文ずつ提示し、メトロノームのリズムに合わせて音読することを教示した。初めはBeats Per Minute(以下、BPM)60から開始し、徐々に速度を上げ、BPM130まで実施した。吃音が生起せず読み上げられた際には、『聞き取りやすい読み方』とフィードバックを行った。その結果、トレーニング場面だけでなく、セッション場面でも吃音の生起回数が0回となった。このことから、メトロノームを用いて視覚的に発話速度を提示することで、発話流暢性が向上することが示唆された。また、ルール形成を確立操作とし、『聞き取りやすい読み方』とフィードバックしながら、段階的に速度を上げたことで、発話流暢性が促進されたと考えられた。
Databáze: OpenAIRE