Autor: |
Noriko, Aizawa, Masayuki, Miyamoto, Akemi, Marui, Shoko, Kaneko, Yumiko, Ishikawa |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2020 |
Předmět: |
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Zdroj: |
獨協医科大学看護学部紀要 = Bulletin of Dokkyo Medical University School of Nursing. 13:49-60 |
ISSN: |
1883-0005 |
Popis: |
【目的】 地域で生活する高齢者を対象に,良好な睡眠状況を保つ支援を検討することを目的に,睡眠状況の実態と,関連する健康状態および生活習慣を明らかにした.【方法】 B 町の60 歳以上の住民1921 名を対象に自記式質問紙調査を実施した.調査項目は属性と睡眠状況,健康状態,生活習慣である.睡眠状況はピッツバーグ睡眠質問票(Pittsburgh Sleep Quality Index,PSQI)を使用し,健康状態,生活習慣は先行研究を元に自作の質問紙を作成した.【結果】 回答者は1062 名(回収率55.3%)で,平均年齢71.8 歳,男性498 名(46.9%)であった.健康状態について,主観的に健康な者は84.0%,疾病治療中の者は75.1%,介護を要する者は5.7%であった.生活習慣では,運動が58.0%,週1回以上の外出が95.0%,活動的な生活が65.0%,規則的な食生活が95.8%,毎日の入浴が79.5%の者で見られた.睡眠状況は,就寝時刻は22時から22時30分,起床時刻は6時から6時30分,入眠時間は16分未満,1 日の睡眠時間は6 時間台と7 時間台の者が最も多かった.睡眠の質が「非常に良い」または「かなり良い」と回答した者は77.7%であった.PSQI により,睡眠良好群(67.5%),睡眠障害群(32.5%)の2 群に分けた.PSQI 下位項目別に見た時,「C1:睡眠の質」,「C2:入眠時間」,「C3:睡眠時間」,「C4:睡眠効率」,「C5:睡眠困難」,「C6:眠剤の使用」,「C7:日中覚醒困難」すべての項目で睡眠良好群の平均得点が低かった(p=0.000).これら2 群を,健康状態と生活習慣の項目間で比較すると,性別,主観的健康観,要介護の有無,疾患治療の有無,活動の有無,外出の有無,毎日入浴の有無の間で有意な差がみられた.【考察】 今回の母集団は睡眠良好群が多かったが,このような集団においても,性別,主観的健康観,介護や疾患の有無,日々の活動状況は,睡眠状況に関連していた.良好な睡眠状態を保つために,主観的健康観を高め,活動的な日常生活を送ることが重要であることが示唆された. |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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