Autor: |
Higashi Yuya, Kotaro, Matsumoto, Hiroyuki, Saito, Ayumi, Shiro, Ma, Yue, Laird, Mathilde, Chinnathambi, Shanmugavel, Birault, Albane, Le Hoang Doan, Tan, Ryo, Yasuda, Toshiki, Tajima, Tetsuya, Kawachi, Fuyuhiko, Tamanoi |
Jazyk: |
angličtina |
Rok vydání: |
2021 |
Zdroj: |
Scientific Reports. 11:14192 |
ISSN: |
2045-2322 |
Popis: |
高Z元素にX線を照射すると、局所的なDNA切断を誘発する可能性のあるオージェ電子の放出を含む光電効果を引き起こす。我々はこれまで、ガドリニウムを含有したメソポーラスシリカナノ粒子と放射光単色X線によるがんスフェロイドの殺傷効果について研究を進めてきた。本報ではヨウ素に焦点を当て、ヨウ素を含有した多孔質有機シリカ(IPO)ナノ粒子を合成した。IPOをがんスフェロイドに取り込ませ、スフェロイドに33.2keVの単色X線を照射した。インキュベーション後、TUNEL assay法で評価をしたところ、アポトーシス誘導を伴うがんスフェロイドの破壊が観察された。さらに、γH2AX assay法によって、照射直後にDNAの二重鎖切断が起きていることを確認した。これらの結果は、IPO がX線照射時にまずDNAの二重鎖切断を引き起こし、続いて、がん細胞をアポトーシスに誘導することを示唆している。33.0~33.4keVの単色X線で、エネルギーを0.1keVずつ変化させながら実験を行ったところ、がんの形状破壊、アポトーシス誘導、DNA二重鎖切断の3つのイベントは、すべて33.2keVの単色X線のときに発生していた。これらの結果は、ヨウ素含有ナノ粒子によって媒介されたがんスフェロイド破壊における、K吸収端エネルギーX線の優先的効果を示している。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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