Laparoscopic Repair of a Parastomal Hernia of an Ileal Conduit: Case Report

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Předmět:
Zdroj: 自治医科大学紀要 = Jichi Medical University Journal. 45:107-111
ISSN: 1881-252X
Popis: 症例は64歳,男性。12年前に膀胱癌に対し,右腎尿管摘出術・膀胱前立腺全摘術・回腸導管造設術の既往がある。11年前より回腸導管傍ストーマヘルニアを認めていたが,日常生活に支障がなく,経過観察となっていた。しかし経時的な右下腹部膨隆から,腰痛を発症し待機的手術の方針となった。メッシュ汚染のリスクが少なく,詳細な腹腔内観察が可能な腹腔鏡下修復術の方針とした。腹腔内の高度癒着を剥離した後,脱出した小腸を腹腔内に還納,径7×6cmのヘルニア門と挙上された回腸導管が確認できた。ヘルニア門を縫縮した後,Sugarbaker法にてヘルニア門を被覆,回腸導管と伴に後腹膜化した。術後3ヶ月,再発無く経過している。傍ストーマヘルニアに対する腹腔鏡下修復術は,ストーマ開口部対側の離れた位置からアプローチできるため,メッシュ汚染のリスクを減少させる優れた方法と考えられる。
Databáze: OpenAIRE