Active-learning Music Practice by 'Image Method' - To Develop Generic Skills in Proactive, Interactive Deep Learning
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2019 |
Předmět: | |
Zdroj: | 愛知教育大学教職キャリアセンター紀要. 4:105-112 |
ISSN: | 2424-0605 |
Popis: | 筆者が考案した「イメージ奏法」とは、音楽から受ける抽象的なイメージを、言葉、色彩などで具体化するものである。演奏者は、①イメージ語の選定、②イメージグラフと物語の作成、③表現曲線の作成、④色彩の選定の各プロセスを経て、具体的な演奏法を導くための「イメージ楽譜」を作成する。授業では、アクティブ・ラーニングの形態を取りながらICTを活用して「イメージ楽譜」の内容を受講生全員で共有し、討論する。結果として、音楽作品における曲想、構造や背景などの意味、及び音楽の多様性について共通理解を得ることにより、学生の主観的な意見から汎用性の高い見解を導くことが可能となり、個性的な音楽表現を行うだけでなく、客観性にすぐれた演奏や発表技術の向上がみられた。また、「イメージ奏法」においては、人間の汎用的能力の向上を期待できることから、教師としての資質向上をも期待できることが分かってきた。本稿では、心が弱り、挫折した人間はどのような音楽を求め、どのように音楽と接すると心が再生していくのかを受講生全員で協働的に考え、人間の心を救うための音楽の在り方について検討する実践授業の模様を論じる。その上で、表現力やピアノ演奏技術の向上と、音楽教師の在り方や使命感といった汎用的能力の向上を目指す「イメージ奏法」の取り組みが、人の心に希望や勇気を与え、ひいては人間の心の教育にも有効であることを述べる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |