The Christchurch Rebuild : The Role of the Transitional Cathedral as an Ecumenical Centre

Autor: Ritchie, Zane, Short, James
Jazyk: angličtina
Rok vydání: 2019
Zdroj: JOSAI CONTEMPORARY POLICY RESEARCH
ISSN: 1881-9001
Popis: ニュージーランドの南島の東海岸に位置するクライストチャーチ市を象徴する建物として知られているのが、クライストチャーチ大聖堂である。イギリスの植民地時代に建てられたこの大聖堂は、100 年以上もの間、人々の祈りの場としての役割を果たしてきた。大聖堂の周辺広場は、祭り、式典、祝いなど特別な場として使われ、人々と共に歴史を歩んできた。大聖堂とその周辺広場は市の名所となり、多くの市民や観光客が集まり、いこいの場となっていた。2011 年2 月22 日、市中心部から西に5 キロメートルの地点を震源とした大地震が発生した。この地震により、185 人の命が失われ、市の中心部では多くの建物が倒壊した。クライストチャーチ大聖堂も倒壊し、尖塔は崩れ、瓦礫と化した。 2018 年に著者がクライストチャーチを訪れた際、大聖堂は、依然地震直後の状態のままであった。また、著者が、過去3 回、2015、2016、2017 年に同市を訪れた際も、大聖堂のすぐ近くの市内中心部は、人口40 万人が暮らしているとは思えないほど、歩行者、交通量などが少ない状態であった。これは、半壊した大聖堂を撤去するか、再建するか、修理するか、住民たちの意見が対立した状態が解決せず、市の象徴である大聖堂の修復計画が未定であり、大聖堂周辺を訪れる人々が減少したままであるからである。今回著者は、別の大聖堂「トランジショナル大聖堂」を訪れた。これは、当初クライストチャーチ大聖堂が修復再建されるまでの間の一時的な建物として建築された。この研究は、「トランジショナル大聖堂」が考えだされた経緯、その設計と構造、及び市内での現在と未来における役割を考察することを目的とした定性調整方法に基づいている。そこで、先行研究の分析、及び「トランジショナル大聖堂」建築の提案者であるグレイグ・ディクソン牧師とのインタビューを通して、今後のクライストチャーチ市における「トランジショナル大聖堂」の機能と役割について分析する。
論文
Databáze: OpenAIRE