ランクサイズ回帰の検定について
Autor: | Konishi, Yoko, Nishiyama, Yoshihiko |
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Přispěvatelé: | 日本経済の物価変動ダイナミクスの解明 = Understanding Inflation Dynamics of the Japanese Economy |
Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2008 |
Popis: | 2008年5月 -- p. 1 多くの実証研究では都市サイズ,企業の資産や売上高の規模などの研究対象がパレート性を持つことを,ランクサイズ回帰で観察してきた.具体的には,順位の対数値をその規模の対数値に回帰することにより,その係数が-1になるかを調べる.また,パレート性の有無には,二次項の係数が0であることも条件になるので,本稿では,二次項を加えたものを回帰モデルとする.パレート性の検証には,一次項,二次項それぞれのt検定と,一次項の係数が-1,二次項の係数が0という複合仮説が成立しているかをF検定で調べる方法がある.しかし,分析対象がパレート分布に従う時,データ数が大きくなると,t値は発散してしまうため通常のt検定を行えないことがわかっており,F検定でも同様の問題が観察された.そこで本稿では,F値の棄却域をシミュレーションによって構成し,ランクサイズ回帰の複合仮説を検証可能とし,パレート性の検定の新たな手法として提案した. 日本学術振興会・科学研究費補助金(学術創成研究費) = JSPS Grant-in-Aid for Creative Scientific Research |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |