[Case Report] Focal myocarditis with complete atrioventricular block as an initial presentation of rheumatic fever
Autor: | KUNIMATSU, Masaya, EBATA, Ryota, TAKAOKA, Hiroyuki, OKUNUSHI, Kentaro, SAITO, Naoki, KOBAYASHI, Yoshio, SHIMOJO, Naoki |
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Jazyk: | angličtina |
Rok vydání: | 2017 |
Předmět: | |
Zdroj: | CHIBA MEDICAL JOURNAL Open Access Paper. (5):59-62 |
ISSN: | 0303-5476 |
Popis: | [SUMMARY] We encountered a case of rheumatic fever with focal myocarditis and complete atrioventricular block. A cardiac MRI, which enhances inflammation, enhanced the focal dyskinetic lesion. Therefore, one should consider rheumatic fever when complete atrioventricular block occurs with a focal myocarditis, which can be detected and tracked by a cardiac MRI. [要旨] 【緒言】完全房室ブロックを呈するリウマチ性心炎は稀であり,限局的な心筋炎所見を呈したリウマチ性心炎は報告がない。心臓MRIにて炎症部位を同定しえた症例を経験したので報告する。 【症例】10歳女児。先行する感冒症状に続き失神発作が出現し入院となった。心電図波形は完全房室ブロックであり,心臓超音波検査で心室中隔に局所的な壁運動低下部位を認めた。A群β溶血連鎖球菌抗原迅速キット陽性,ASO296IU/mLであり,完全房室ブロックを併発したリウマチ性心炎と診断した。一時ペーシング,大量ガンマグロブリン静注,ステロイド,ACE阻害剤,およびアンピシリン投与を行った。入院翌日には洞調律となり,同29日目に軽快退院した。同10日目の心臓MRIで心室中隔基部に限局的なT2 高信号を示す領域を認めた。発症から8か月後の心臓MRIでは異常所見は消失しており,遅延造影でも同様に異常は見られなかった。 【考察】心室中隔基部はHis束の走行部位であり,同部位の限局的な炎症により完全房室ブロック主体のリウマチ性心炎を発症したと考えた。同部位に発生した心臓腫瘍でも同様に完全房室ブロックを起こした症例が報告されており,炎症の部位によってはリウマチ性心炎でも完全房室ブロックの所見を呈することがあると考えられる。リウマチ性心炎の炎症部位の同定には心臓MRIが有用であった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |