多剤内服中の知的障がい者に対するミダゾラムの経口前処置について

Rok vydání: 2014
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Zdroj: 奥羽大学歯学誌. (2号):63
ISSN: 0916-2313
Popis: 前投薬としてミダゾラムを使用し日帰り全身麻酔下歯科処置を行った知的障がい者23例(男16例、女7例、平均18.4歳)について報告した。ミダゾラム投与量は平均23.4mg、体重当たり0.45mg/kgで、経口投与のための溶媒量は36.0ml、効果発現時間は26.4分であり、麻酔導入時に嘔吐した症例はなかった。入室時の鎮静度評価では、Ramsay score(RS)が1~3と浅かったのは15例(N群)、4~5の深い鎮静度が8例(D群)であった。神経学的疾患(てんかん、脳性麻痺、巨脳症)の合併率はN群27%、D群75%と有意差を認め、D群の1例に覚醒遅延による帰宅遅延(休憩室入室から4時間以上経過)がみられた。その他の年齢、性別、身長、体重、ミダゾラム投与量、溶媒量、効果発現時間などに関しては、両群間で有意差がなかった。
Databáze: OpenAIRE