A Study on the acceptance of Hans Prinzhorn's 'Bildnerei der Geisteskranken (The Artistry of the Mentally Ill)' by scientists in the 1920-30s in Japn
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2008 |
Předmět: | |
Zdroj: | Studies on humanities and social sciences of Chiba University |
ISSN: | 1883-4744 |
Popis: | ドイツの精神科医プリンツホルンが精神疾患患者による絵や彫刻作品を研究して著した書物『Bildnerei der Geisteskranken』は、1920~30年代の日本で度々の紹介や同様の実践がなされて受容された。精神科医の式場隆三郎や野村章恒ら、当初積極的にこの受容に関与した少数の自然科学系学者たちの行動の背景には、当時の領域横断的な新しい思考としての「科学」への期待があり、プリンツホルンの「精神病理学的」取り組みは先進的研究として受容されている。しかし、この精神病理学的な芸術作品の解釈は、1930年代半ばより、一方でナチス・ドイツの「退廃芸術」理論に取り込まれるなど、逆説的に前衛芸術排斥の言説としても現れはじめる。それらの言説が日本の美術界に移入されることを一つの機にして、式場らのプリンツホルン受容が「沈黙」に転じていった姿が見られるだろう。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |