チュウニチ ニオケル キンキケツ ノ デンショウ ト リンショウ リンリ
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | 臨床哲学. 14(1):32-47 |
ISSN: | 1349-9904 |
Popis: | 中国から日本に伝承した鋸灸は、時代を経て日本において独自の変遷と発患者遂げ現在に至っている。なかでも、「禁忌穴」 に関する菅沼周桂の主張は、日本の鋸灸史における革新であると多くの研究者は見ている。だが、菅沼周桂の『鍼灸則』に記載された禁忌穴の使用状祝を統計的に調査してみると、彼は臨床において禁忌穴をそれほど使用していなかったことがわかった。彼が臨床で用いたわずかな禁忌穴の根拠を辿ってみると、中国でも同様に使用されていたという記載もある。中国における禁忌穴の伝承と変遷の過程においては、解剖学、臨床経験、文献の伝承と学術思潮などが各時代の禁忌穴の数量に影響を与えており、日本における、復古の学術思潮の影響が最も強いことがわかった。これらの考察に加えて、現代日本における鍼灸治療の現場(鍼灸師と患者との関係)における倫理的問題を示唆する。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |