「ケド」で終わる文 : 談話表現を中心に
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2001 |
Předmět: | |
Zdroj: | AA1199157X = 昭和女子大学大学院日本語教育研究紀要. 1:30-36 |
Popis: | 本稿は、談話において「ケド」で終わる発話に焦点を当て、それが談話の中で、どのような役目を果たしているのかを考察したものである。自然な発話に近い談話をデータとして使うため、生放送のトーク番組での談話をデータとして使用した。その結果、「ケド」で終わる発話には次の6種類の特徴があることが観察された。1.質問に対する答えとしてこれでよいのかという話し手の気持ちを表すもの、2.先行の文で話し手自身が言ったことを補正するもの、3.不確かな情報を確認するもの、4.言葉には表れていない話し手の隠れた気持ちを表すもの、5.その後の判断を相手にまかせ話者の交代を促すもの、6.聞き手に対する話し手の遠慮を表すもの。本稿では「ケド」に含まれる話し手の気持ち、「ケド」で終わることによる効果について明らかにしたいという目的で分析を行った。今後、本稿での分析結果を日本語教育の現場で役立てることができるよう、さらに研究を進めていきたい。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |