Autor: |
Shimamoto, Masaki, Nashimoto, Yumi, Wakamatsu, Takuya, Nakamura, Gen, Murakami, Syuichi, Kondo, Daisuke |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2020 |
Předmět: |
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Zdroj: |
新潟医学会雑誌. 134(6):193-198 |
ISSN: |
0029-0440 |
Popis: |
アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning: ACP)は,「人生の最終段階の医療・ケアについて,本人が家族等や医療・ケアチームと事前に繰り返し話し合うプロセス」と定義され,透析ケア領域においては,特に透析療法の導入・非導入の観点が否応なく重要になる.ACPの実践において,協働意思決定(Shared decision making: SDM)の概念が重要視されてきており,何を選択すれば最良の臨床的結果を期待できるか不確実な状況において,特に意義を持つとされている.今回,重度の大動脈弁狭窄症を併存疾患に持つ高齢末期腎不全患者が,当初は透析非導入の方針であったが,病状進行と繰り返す入院の中でSDMが進み,最終的に透析導入となった症例を経験した.高齢者,認知機能低下,重篤な合併症等を有する症例においては,透析導入・非導入に関して十分なSDMを実践できるよう,SDM目的での入院やSDM外来の設置等の環境整備が望まれる. |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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