フランス家族手当研究の論点─『史的研究』をめぐって─
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2019 |
Předmět: | |
Zdroj: | 中央大学経済研究所年報. 51:1-17 |
ISSN: | 0285-9718 |
Popis: | application/pdf フランスの家族給付(Prestations familiales)制度は,わが国の子育て支援策には見られないような,様々なニーズに対応した諸手当を重層的に備えており,その中軸に家族手当(Allocations familiales)が位置づけられている。フランス家族手当に関する学術研究は,上村政彦氏による一連の業績をはじめとして,わが国でも一定程度進められてきた。 近年では,拙著『フランス家族手当の史的研究─企業内福利から社会保障へ』が公刊されている。この文献をめぐっては若干の論点が指摘されているが,本稿では,1932年「家族手当法」が想定した当初の適用対象に農業労働者は含まれていたか否かという論点を中心に取り上げ,とりわけフランス国内における捉え方を再検討する。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |