Practice Report of the Bereaved Society for the Person who lost an Important Person

Autor: Akiko, YATA, Hiroshi, MIKAWA, Rie, KANAI, Kazuko, INOUE, Midori, KASAGARA, Machiko, HAYASE, Yasue, MORIKI, Megumi, FUZIHARA, Kumi, HASEGAWA, Mamie, KATSUBE
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2019
Předmět:
Zdroj: 島根県立大学出雲キャンパス紀要. 15:73-80
ISSN: 2187-199X
Popis: 遺族会は,子どもを亡くした家族を対象に同じ経験を持つ家族が思い出を分かち合い,理解し,支え合い,心の癒しの場となることを目的に,1999年12月に立ち上げ,毎月1回の開催を目標に現在も継続して開催してきた。しかし,参加者が少ないことや子ども以外を亡くした人の参加希望もあり,大切な人を亡くした全ての人に対象を拡大してきた。遺族会の活動は主に語り合いで,参加者が中心となりリーフレットやメモリアルキルトの作成も行った。活動記録から,参加者の語りは「みんなと同じ気持ちだと分かってよかった」「あの子のことだけを考える時間・場所だと思っている」などであった。さらに,遺族会を毎月1回の開催とすることで,遺族はタイムリーに参加し,自由に語ることや,参加しなくてもはがきの案内で故人を想う機会となるなどであった。遺族会を毎月開催し続けることは,遺族が故人を想う機会となること,自由に参加しやすいこと,大切な人を亡くしたという同じ経験を共に語らいながら時間を過ごすことができることから,悲嘆からの回復に寄与できていると考える。今後は,遺族ケアが必要な遺族に遺族会の存在が周知されていない可能性が考えられるので,遺族会について積極的に広報活動を行う必要がある。
Databáze: OpenAIRE