【症例報告】スギ花粉症に対するオマリズマブの使用経験─適応症例について考える─
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2021 |
Předmět: | |
Zdroj: | 山梨医科学雑誌 = 山梨医科学雑誌. 36(1):43-51 |
ISSN: | 1348-5091 |
Popis: | オマリズマブ(ゾレア®)はヒト化抗ヒトIgE モノクローナル抗体であり,IgE 抗体のCε 3 領域と結合することによりIgE とマスト細胞や好塩基球の表面にあるFcε RI との結合を阻害し,鼻粘膜におけるアレルギー反応による鼻症状を抑制することができる。我が国においてオマリズマブは,同様のアレルギー性疾患である気管支喘息には2009 年から,また特発性慢性蕁麻疹は2017 年から保険適応となり,幅広く使用されている生物学的製剤である。そして,2019 年12 月に「季節性アレルギー性鼻炎」に対する適応が追加され,重症のスギ花粉症での使用が可能となった。今回,2020 年のスギ花粉症シーズンに,オマリズマブの投与症例を経験したので,オマリズマブの適応症例に関する若干の考察を加えて報告する。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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