On the Secret of Tomitaro KARASAWA Made it Clear in the Museum of Education about Why and How Things and Human Spirit Come Together and Oneness into Character Building
Autor: | Susumu, Doi |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2019 |
Předmět: | |
Zdroj: | 淑徳大学人文学部研究論集. 4:1-12 |
ISSN: | 2189-5791 |
Popis: | 教育学者唐澤富太郎(1911-2004)がライフワーク『教育博物館』(1977)において究明したことは、“もの”には“こころ”があるということであった。人間形成における“もの”と“こころ”すなわち日本人の精神的側面と物質的側面の両者が融合した姿を、“もの”を通して表現したのが『教育博物館』であることについて考察した。『教育博物館』に関する先行研究は極めて少ない中にあって、博物館学の森田喜久男は、唐澤博物館全館の実物を一つ一つ丹念に見渡したうえで、唐澤コレクションは、これを散逸させてはならず、できればこのまとまりをもって後世に伝えていくことが望ましい、と提言した。また、唐澤門下の森川輝紀は、雑然たる実物資料の山の中から「実証性」を見出した唐澤の直観力と史眼を高く評価した。淑徳大学の学芸員資格課程に学ぶ学生が、“もの”と“こころ”の相即の妙についてどのような理解を示すかを検証し、学生は若い豊かな感性で、実物と対話し、読み取り、見て取る力を十分に発揮していることが確認できた。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |