Discontinuance of Crime in Chinese Criminal Law
Autor: | Wang, Zhaowu |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2008 |
Předmět: | |
Zdroj: | 同志社法學 = The Doshisha Hogaku (The Doshisha law review). 59(6):357-394 |
ISSN: | 0387-7612 |
Popis: | 中国刑法における中止犯は、ドイツ刑法などと同じく、中止犯を未遂犯(障害未遂)から区別された独立の犯罪類型として扱いながら、他方、日本刑法と同じく、中止犯について犯罪の不成立までは認めず、刑の必要的減免にとどめている。中国では、中止犯の成立範囲(中止犯を着手後に限定せず、予備段階における中止犯を正面から肯定する)や成立要件(とくに、日本ではあまり問題にされていない時間性、徹底性、有効性などの要件をも詳しく研究されている)や刑の減免の選択基準(「損害」の有無という客観的な基準をもって選択する)などをめぐって独自の議論が展開されており、そうした議論の内容を検討することは、日本の問題解決にとっても有益であると思う。今後も、中国刑法理論の動向が注目される。 研究ノート(Note) |
Databáze: | OpenAIRE |
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