Autor: |
Nishimura, Hayato, Hojo, Tomohiko, Ajito, Saya, Shibayama, Yuki, Koyama, Motomichi, Saito, Hiroyuki, Shiro, Ayumi, Yasuda, Ryo, Shobu, Takahisa, Akiyama, Eiji, Hiroyuki, Saito, Ayumi, Shiro, Ryo, Yasuda |
Jazyk: |
angličtina |
Rok vydání: |
2020 |
Zdroj: |
ISIJ International. 61(4):1170-1178 |
ISSN: |
0915-1559 |
Popis: |
プレス成形された自動車構造部品をシミュレートする半円型のパンチによって張出成型された1GPaクラスの引張強度をもつ焼戻しマルテンサイト鋼板の水素脆化挙動に及ぼす残留応力の影響を調査した。定電位水素チャージによって引き起こされた張出成型の試験片のき裂は、試験片の圧痕の末端から始まり、張出し頂上と平面部の両方に向かって半径方向に伝播した。疑似へき開と粒間破壊の混合が、破壊表面全体で観察された。 SPring-8のシンクロトロン放射光X線を利用したエネルギー分散型X線回折法により、張出成型した試験片の残留応力を調査した。また、有限要素法(FEM)を利用して、試験片の応力と塑性ひずみ分布を解析した。解析の結果、円周方向の高い引張応力は圧痕の末端にあり、き裂成長の方向と一致していた。FEM解析の結果、高い三軸応力が水素の蓄積を示唆している末端にあることが明らかになった。円周方向の高い残留応力と応力誘起拡散による水素の蓄積により、末端部で優先的なき裂発生が促進されたと考えられる。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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