乳腺嚢胞内乳頭状腫瘍の細胞遺伝学的解析 ―劣化したDNAの高密度一塩基多型マイクロアレイへの適用―
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2011 |
Popis: | 乳腺の嚢胞内乳頭状腫瘍には良性の乳頭腫、悪性の上皮内乳頭癌、浸潤性乳頭癌が含まれ、術前の画像所見や病理所見によっても良悪性の鑑別が困難である。また、本病変についての細胞遺伝学的研究は少ない。本研究の目的は、未だ不明な点の多い乳腺嚢胞内乳頭状腫瘍についての細胞遺伝学的プロファイルを、高密度一塩基多型 (SNP) マイクロアレイを用いた競合ゲノムハイブリダイゼーション (CGH) という新しい技術によって明らかにすることにある。本研究により、臨床的に良悪性の判断が難しい本疾患について、新たな診断手技開発の端緒となると考えた。また、良性から悪性への進展に関わるメカニズムの解明にも貢献すると考えた。目的を達成するためには、ホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE)標本から抽出した劣化したDNA を高密度SNP マイクロアレイに適用するという技術的なハードルを越えなければならなかった。 長崎大学学位論文 学位記番号:博(医歯薬)甲第424号 学位授与年月日:平成23年3月18日 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |