Autor: |
Mikiko, HASEGAWA |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2023 |
Předmět: |
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Zdroj: |
淑徳大学短期大学部研究紀要 = Shukutoku University Junior College bulletin. 66:153-162 |
ISSN: |
2188-7438 |
Popis: |
本論文は、身体を介して直接的に日常生活動作を支援している介護・看護の専門職者が、接触をともなうケアの中でどのようなコミュニケーションを行っているのかについての考察を試みている。考察のために基盤とした考え方は、ミルトン・メイヤロフが提示している、独立した他者という存在でありながらも自分の身体の延長のように感じるという「ケア」の特徴である。この考え方を分析的に読み解くために、コミュニケーション理論における非言語的コミュニケーションの視点、そして相互作用の視点を選択している。その後、日常生活援助方法を具体的に解説している説明文から、援助者と被援助者の間で何が行われているのかを文節的に確認していった。身体を介するコミュニケーションによって言葉ではあらわしきれない微かな意志などが伝わっていること、身体を介するケアは、援助者が一方的にケアを実践するのではなく被援助者の力を使っている(被援助者が実践するように促す)こと、言い換えると、援助者・被援助者の両者がお互いに協働作業を行ってお互いの力を活用しながらケアは成立していることが示唆された。さらには、非言語的である身体を介したコミュニケーションの研究は相対的に少ないことから、今後さらなる議論が必要なことが明らかになった。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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