Der Prozess der Festlegung auf den Begriff 'horitsukoi' (Rechtsgeschäft) und dessen heutige Bedeutung im Japanischen Zivilgesetz
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2016 |
Předmět: | |
Zdroj: | 法学新報. 122(7・8):27-62 |
ISSN: | 0009-6296 |
Popis: | application/pdf 民法の根本原則である私的自治の原則の実現手段である「法律行為」については、その文言が、ドイツ民法第一草案におけるRechtsgeschäft の訳語であるとされているが、この「法律行為」文言は、立法過程においては「法律上ノ行為」から変更されたものであるものの、これまでその変更の経緯が未解明のままであった。本稿は、先ずこの点を解明している。 つぎに、この解明を踏まえたうえで、「法律行為」が単なる訳語の問題を超え、起草者が「法律行為」文言に込めた意義を法典調査会の議論から明らかにすることにより、「法律行為」概念における起草者意思の内容を解明するものである。この点に関連して、立法直後における起草者の文献および彼らが参照したドイツの学説を検討し、起草者意思の内容をより深く推測せしめている。 最後に、以上を踏まえ、「法律行為」概念の現在的意義を確認している。すなわち、法律行為を以て、これまで前提とされてきたAkt(行為)としての「法律行為」のみならず、このAkt としての法律行為により形成される、法律上の地位を含む「法律関係」を設定するという意味における「Regelung(法律)としての法律行為」を日本において提唱する学説の現在的意義と内容を明らかにするものである。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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