The US-China 5 G Competition and Monopoly Capitalist Behaviour towards Investment
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2021 |
Předmět: | |
Zdroj: | 経済研究所年報. 53:1-33 |
ISSN: | 0285-9718 |
Popis: | 第5世代移動通信システム(5G)をめぐる米中の技術覇権競争は、アメリカの政権交代にもかかわらずそれが収まる気配はない。アメリカ政府は、主にファーウェイなどへの制裁を強めてきたが、同時に、この分野で中国がリードしている事実を、アメリカ自身が認識している。こうしたリードの背景の1つには、アメリカ企業と中国企業の5G通信基盤に対する投資態度の違いがある。すなわち、アメリカ企業は、独占資本一般に見られる特徴として、過剰な投資を避けて高利潤率を追求することを優先しているのに対して、政府に管理される中国の国有企業は、利潤率が低下する局面でも積極的に投資を実行しようという違いである。このことが、中国での急速な通信基盤の整備とそれによる技術覇権の獲得を、より可能性の高いものとしている。本稿は、両国に日本を加えた通信事業者の投資の実態に注目し、米中技術覇権競争における中国のリードとアメリカの遅れの一側面を、明らかにする。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |