女子短大生における嗅覚検査の成績(第2報)
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2023 |
Předmět: | |
Zdroj: | 長野女子短期大学研究紀要. 19:7-11 |
ISSN: | 1880-1870 |
Popis: | application/pdf 長野女子短期大学の生活科学科食物栄養専攻で、学生の検査を実施した。昨年の反省か ら「におい語表」の提示により回答を複数正解とし、無臭のコントロールと臭素の配列変更、 自覚症状のアンケートを実施した。検査を受けたのは39名で、嗅覚検査はパネル選定用基準臭(第一化学)を採用した。 無臭のコントロールを臭いありとしたのは5名6件(3.1%)、パネル選定用基準臭の臭いありを無臭と回答したのは9名14件(7.2%)であった。臭素ごとの正解率では、バラ・カラメル・桃の3つは80%前後を示していた。良い臭い、甘い臭いなどは比較的高い正解率が得られ良好な結果であった。確実に臭いを感知するため、真剣に取り組んだ成果と思われる。 一方、腐敗や糞などは正解率が50%前後と低かった。腐敗臭と糞臭で臭いを4・5と強く感じた方が8割弱を占めていた。いやな臭いでもしっかりと区別するように伝えるべきであった。可能であればいやな臭いについては試薬濃度を下げることも考慮したい。5つの基準臭についての正解数をみると、正解数5が23%、正解数4が26%、正解数3が33 %であった。正解数が少なかった原因は腐敗臭や糞臭の低い正解率が原因であった。無臭のコントロールと臭素の配列変更では、腐敗臭→コントロール→桃臭→コントロールの順としたが、強い腐敗臭が次のコントロールや桃臭に影響しており、変更は不十分であった。質問で嗅覚に異常が有るとした1名は1臭素(カラメル)以外は無臭と回答しており、判定するうえで問診票の有効性が示された。 嗅覚は栄養士として重要な能力であり、ひき続き実施方法を検討していく予定である。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |