【血管炎・血行障害・紫斑病】 ステロイドパルス療法・血漿交換療法に抵抗性の多発単神経炎を合併した皮膚型結節性動脈周囲炎の1例
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2014 |
Předmět: | |
Zdroj: | 皮膚科の臨床. 56(5):678-681 |
ISSN: | 0018-1404 |
Popis: | 症例は48歳女性で、両下肢の紫紅色斑、左足内踝の潰瘍を主訴に当科を受診した。初診時、両下腿のしびれを認め、神経伝導速度では右後脛骨神経の複合筋活動電位の低下を認め、軸索性ニューロパチーの所見がみられた。病理組織像および臨床所見より、多発単神経炎を合併した皮膚型結節性動脈炎と診断し、プレドニゾロンの内服、アルプロスタジルの静注を開始した。治療開始後も神経症状の改善に乏しく、入院にてステロイドパルス療法、血漿交換療法を行ったところ、皮膚潰瘍は上皮化したが、しびれの範囲は徐々に拡大した。しびれの範囲は上肢や顔面までにおよび、抗血小板療法、アルプロスタジルやミゾリビンの投与を追加したが、神経症状の改善は乏しかった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |