Pathology of Type IV-A Choledochal Cysts of Adult Type

Jazyk: japonština
Rok vydání: 1999
Předmět:
Zdroj: 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas. 20(7):549-553
ISSN: 0388-9408
Popis: 先天性胆管拡張症は胆道系が先天性と考えられる種々の原因で拡張し, さまざまな病態を呈する疾患で, IV-A型は肝内・肝外の多発性の胆管の拡張を伴うものである. きわめて高率に膵・胆管合流異常を合併し, それによる膵液の胆管内への逆流が病変の形成あるいは進行に大きく寄与していると考えられている. 拡張胆管壁は一般的に線維性に肥厚し, 正常な上皮細胞や平滑筋細胞の被覆を欠くことが多く, 粘膜固有層あるいは線維層内には種々の程度に慢性炎症性細胞浸潤がみられる. 成人例では上皮化生が年齢とともに増加し, これらが臨床上最も問題となる癌化の過程につながると考えられている. 胆道癌の発生は高率でおよそ15~17%に認められ, 胆管癌および胆嚢癌が主で, 組織型は大半が腺癌である. 胆管拡張部の直下には, 通常, 狭窄部が存在する. IV-A型では肝内胆管拡張も認め, 肝門部付近には狭窄がみられる. この肝内胆管病変により, 肝内結石が高率にみられるのもIV-A型の特徴である.
Databáze: OpenAIRE