乳歯う蝕,永久歯う蝕に及ぼす生活要因分析 札幌市白石区某小学校における調査から

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: 北海道医療大学歯学雑誌. 25(1):45-52
ISSN: 1880-5892
Popis: 児童277名を対象に,就学時点における乳犬歯・乳臼歯部う蝕と,小学6年時における永久歯う蝕に,生活環境が及ぼす影響について,ロジスティック回帰分析にて検討した.その結果,乳犬歯・臼歯う蝕者率,一人当たり乳犬歯・乳臼歯う蝕歯数,永久歯う者蝕率,一人当たり永久歯う蝕歯数は共に徐々に減少傾向がみられた.数量化分析では乳歯う蝕数において有意差又は傾向がみられた項目は,母親の子供の口腔内把握程度・母親のむし歯・離乳時期・間食回数・生下時体重・離乳方法・フッ素塗布経験であり,永久歯う蝕ではフッ素塗布経験・母親のむし歯・間食回数・口腔内把握程度・食事中のテレビの順であった.ロジスティック回帰分析では乳歯う蝕では母親のむし歯・間食回数・出生順位・フッ素塗布回数の順で,永久歯う蝕では母親の子供の口腔把握程度・母親のむし歯・食事中のテレビ・離乳時期・出生順位の順に有意差又は傾向がみられた.以上より,子供のう蝕には母親の育児態度が大きく影響していることが明らかとなった
Databáze: OpenAIRE