CHALLENGES FOR IMPROVING THE DIAGNOSIS AND TREATMENT OF MUSCULOSKELETAL INFECTIONS
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2020 |
Předmět: | |
Zdroj: | 横浜医学 = Yokohama Medical Journal. 71(4):591-596 |
ISSN: | 0372-7726 |
Popis: | 骨関節感染症は診断と治療に難渋することが多い.骨関節感染症では,局所におけるバイオフィルムの形成により細菌培養検査が偽陰性となることも多く,様々な検査を組み合わせて診断を行う必要がある.リアルタイムPCRなどによる遺伝子検査は,細菌培養偽陰性症例でも原因菌や耐性菌の同定が可能となることも多く,PET検査などの核医学画像診断は,感染診断のみでなく感染巣の同定にも有用であり,感染診断の向上に寄与することが期待される.広範なバイオフィルムの形成が,骨関節感染症での難治化に関わっており,治療ではインプラントの抜去や適切な感染巣の洗浄,壊死組織のデブリドマンに加えて,局所の高濃度抗菌治療が重要である.抗微生物ペプチドなどの新規の感染治療薬は,現在開発段階ではあるが,今後の骨関節感染症の新しい治療薬として期待される. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |