Preventive Measures against COVID-19 and their Results in Confectionery Sales─from 'Sales Practice' Lessons─

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 目白大学短期大学部研究紀要 = Mejiro University College. 58:1-13
ISSN: 1346-2210
Popis: 製菓学科専門科目『販売実践』は、洋菓子・パンの製造から販売までを一貫して経験することによって、その実践能力を身に付けることを目的とした2年生の選択必修科目で、在学生や教職員を対象に学内販売実習を実施している。2020年度は、全面遠隔授業となり学内販売実習は叶わなかったが、2021年度は、様々な感染対策を講じたうえで学内販売実習を実施することができた。今年度の学内販売実習は、菓子製造販売現場における感染対策の具体的な取り組み方法とその課題について、学生が主体的に考え実践する機会になると考えられる。本研究では、洋菓子実習に焦点を絞り、学内販売実習によってどのような学習成果が得られたかを調査しようと試みた。尚、本学科の実習は、洋菓子、和菓子、パンと3分野が実施されており、感染対策は共通であるが、今回は洋菓子実習の視点から調査を行った。一般的に授業分析は、学生の自己評価アンケートが中心になることから、学生の主観的評価に偏りがちであるが、本研究では購入者による客観的評価が得られ、主観的評価と比較することができた点が非常に有益であったと言える。「飛沫防止」「ソーシャルディスタンス確保」「接触防止」「学生の体調管理」については、学生の主観的評価、購入者による客観的評価ともに、すべての項目で「問題なかった」「概ね問題なかった」の合計が90%以上を占めており、感染対策は十分になされていたと言えよう。しかしながら、その感染対策を「実習で学べたこと」として学生が取り上げていないことから、学生が主体的に考え実践する機会という視点では、学習成果が十分にあったとは言えない。感染対策について学生が主体的に考え実践する機会として学内販売実習を行うのであれば、販売実習のオペレーションとは別に『感染対策マニュアル』を別途用意し、感染対策指導の時間を設けることが必要であったと考えられる。
Databáze: OpenAIRE