The nature and evolution of feelings of isolation among residents of a halfway house

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2020
Předmět:
Zdroj: 国際医療福祉大学学会誌 = Journal of the International University of Health and Welfare. 25(1):37-51
ISSN: 2186-3652
Popis: 我々は,更生保護施設入所者の社会復帰への支援を考察する手がかりとして,当事者の孤独感を評価した . まず,孤独感を感じる原因ならびにその関係性について因子分析を行った.結果,孤独感を感じる原因として 3 因子が抽出され,うち「抱えられる関係の不在」因子のみ退所時に値が低下していた.そのプロセスと原因の考察のため,次にインタビュー調査を行った.対象者は施設入所当初は自身を深く否定するものの,施設という安全基地=疑似家族的な軸足と,雇用先など外の社会との行き来による相互作用体験の連続により,自分の再定義づけを行っていた.そして,自分の再定義づけができていくことが,孤独の原因を外的要因へ帰属させることを低減させ,自身の環境や感情を自身で抱えられることに影響を及ぼしていた . 今後の社会復帰への心理的支援として,本人の孤独の原因帰属・対処方法への着目や,自己の再定義づけの中で起こる多様で複雑な葛藤への心理的サポート等が有用であると考えられる .
Databáze: OpenAIRE