Autor: |
Saori, Araki, Yuka, Matsumoto, Kenji, Hayashi, Tomoyuki, Itamochi, Kimiko, Hiramatsu, Miyuki, Kajitani |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2021 |
Předmět: |
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Zdroj: |
島根県立大学出雲キャンパス紀要. 17:1-8 |
Popis: |
本研究は,商業施設で行う健康事業としての「健幸大学」への参加が高齢者の健康にどのような影響を与えたのか明らかにした。「健幸大学」は商業施設を活動の場とし,身体機能測定・講話・レクリエーションを中心としたプログラムで構成し,2019年度の活動は月1~2 回のペースで合計8回実施した。今回,「健幸大学」に複数回参加した高齢者にアンケートを実施し,参加するようになってから①健康への取り組みにどのような変化があったのか,②具体的な気持ちや行動の変化,に関して自由記載で回答を求めた。アンケート回収率81.5%,有効回答数は65 名(有効回答率86.6%)であった。得られた自由記載を,テキストマイニングを用いて単語頻度分析と共起分析を行った。分析の結果,総抽出語数は182 語で,単語頻度分析では,高頻度順に『運動』・『参加』(17 回),『身体』・『良い』(13回),『気を付ける』・『毎日』(11 回),『健康』・『自分』・『少しずつ』(10 回)と続いた。また,共起分析では,3 つのネットワークが形成された。日常生活と関連性が強い買い物が行える商業施設で行う健康事業は,高齢者にとって気軽に,そして繰り返し参加しやすい環境であった。このことが知識獲得の機会となり,複数回参加した高齢者に健康への関心の高まりと健康づくりに対する行動変容が少しずつ起き始めていた。今後は,地域との連携を含めた高齢者の健康行動が習慣化される仕掛けづくりを検討していく。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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