Autor: |
Minoru, FUKUDA, Takeshi FURUKAWA, Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2023 |
Předmět: |
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Zdroj: |
宮崎公立大学人文学部紀要 = Bulletin of Miyazaki Municipal University Faculty of Humanities. 30(1):65-79 |
ISSN: |
1340-3613 |
Popis: |
Masunaga (1988)は、「よ」などの終助詞が文末にあると、主語に付く主格助詞「が」や目的語に付く対格助詞「を」が脱落可能になることを指摘し、終助詞には脱強調化(de-emphasization)の機能があり、これが格助詞の脱落と関係していると論じた。この考察を、遠藤・前田 (2020)は刈り取り(truncation)という操作と移動を用いて捉えようとしているが、依然として課題が残る。そこで本稿では、遠藤・前田 (2020)と Miyagawa (2010, 2017, 2022)の分析を部分的に援用して、終助詞「よ」・フォーカス・格助詞脱落の三つ巴の関係を捉える新たな提案を行う。具体的には、フォーカスを受ける要素は音声的に具現化しなければならず、その環境にある格助詞「が・を」の脱落はできないという外在化条件、終助詞「よ」の 2 種類の派生導入、フォーカス投射(Focus Projection)の拡張を仮定して説明する。また、これらの分析を基に、これまで注目されていなかった多重主語構文での主格助詞「が」の脱落現象を考察し、本稿での提案に基づいて「が」脱落の可能性を説明する。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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