Transferring toward Resilient Communities on Demographic-Onus Era: A Proposition on Long-term Care for the Elderly

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2018
Předmět:
Zdroj: 人間科学共生社会学. 8:59-76
ISSN: 1346-2717
Popis: 日本は、1995年以降、年齢別人口構成が経済成長には都合の悪い状態、いわゆる人口オーナスの段階に入っている。そんな状況下でさらに拍車をかけるのが災害である。だが、発想を転換してみれば、そうした逆境にあっても耐性力(レジリエンス)を発揮することができれば、持続可能な社会構築を目指すことができるだろう。本稿では、2016年に熊本を襲った地震時の実態に即して、熊本県の資料と科研費による研究調査結果に基づいて考察を試みる。避難・仮寓時の介護をめぐるレジリエンスを考察する中で、抽出されたのは、(1) 多様な住まう場所の確保、(2) 被災者なかんずく避難行動・要支援者等に対する専門職支援、(3) コミュニティの視点からの生活支援策、(4) 法人の事業継続管理と事業継続計画、(5) 介護を織り込んだまちづくりという論点である。これらの論点に関するレジリエンスを考慮した訓練プログラムを開発すれば、国際的な介護の面での貢献可能性も期待されるだろう。
Databáze: OpenAIRE