The Acceptance of Japanese Women's Writing (2000-2010) in China : The Transcendent 'Hitori-Biyori' During the 'Aoyama Nanae Boom'
Autor: | CHEN, Chen |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2016 |
Předmět: | |
Zdroj: | 名古屋大学国語国文学. 109:45-63 |
ISSN: | 0469-4767 |
Popis: | 本稿は、二〇〇〇年代の日本文壇に注目しながら、近年における日本現代文学の中国での翻訳と受容の状況をグローバルな視点を介入させながら考察するものである。中でも中国で最も人気のある日本若手女性作家の一人として知られている青山七恵とその代表作『ひとり日和』に着目し、批評言説や近年積み重ねられたインターネット上の読者コラムの言説を補助資料として利用しながら、この作品が中国の読者の間でどのように読まれてきたかを明らかにする。青山七恵の翻訳小説は同時代の他の日本人若手作家の作品より多く紹介されており、作品の売り上げも右肩上がりに伸びていることが、訳者の竺家栄によって「これまでの(村上春樹現象)に代わって(青山七恵現象)」だと受け止められているように、中国における日本現代文学の受容史の中で新たな出来事となっている。本稿では、青山七恵の中国での受容実態を調査した上で、八十年代、九十年代の中国における日本の大衆文化、ポップカルチャー受容の歴史と照らし合わせて、その新たな特徴と意義を見つけ出し、論じたいと考える。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |