Learners' choice of sentence final forms and style-shifting : Longitudinal study of Chinese learners of Japanese
Autor: | Terao, Aya |
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Jazyk: | japonština |
Rok vydání: | 2010 |
Předmět: | |
Zdroj: | 阪大日本語研究. 22:113-142 |
ISSN: | 0916-2135 |
Popis: | 本稿では、日本語の文末(デスマス/非デスマス)形式をバリエーション理論の中で捉え、中国語を母語とする初~中級日本語学習者(以下学習者)と日本語母語話者を対象に、2 つの会話場面(対教師/対友人)について、各場面で使用された文末形式運用の実態を縦断的に記述した。その結果、母語話者はデスマス/非デスマス形について、場面に応じてスタイルを切り換えているのに対し、学習者は、母語話者とは異なって、待遇性以外の条件で切り換えていることがわかった。その条件とは、具体的には、(a)各形式がチャンク的に使用される。(b)引用節や従属節など、節を示すマーカとしての非マス形が使用される。(c)否定文では非デスマス形が優先される。などの言語内的な要因である。本稿では、これらが対話者との待遇関係よりも優先され、その結果文末形式のスタイル切り換えが見えにくくなっている可能性について示唆した。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |