Development of Teaching Material for Cards to Realize a Usefulness of Science Learning in Junior High School. -Class Practice Incorporating the Perspective of Career Education-

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Předmět:
Zdroj: 愛知教育大学教職キャリアセンター紀要. 8:23-30
ISSN: 2424-0605
Popis: PISA2015や全国学力・学習状況調査の結果から、就きたい仕事に理科が役立つと実感している生徒が少ないことが分かった。先行研究から、地域との協働や出前授業によって、理科の有用感を向上させているが、協働が進みにくいことが懸念されている。この状況を踏まえ、本研究では、理科授業において職業と理科を関連させることにより、有用性を実感させるカード教材の開発を目的とした。中学校第2学年を対象に、理科の有用性を実感させるため、キャリア教育の視点を取り入れながら、職業と理科を関わらせるカード教材を開発し、「キャサリンネット」と名付けた。本教材は、「職業カード」と「動詞・名詞カード」を用いて、他者と意見を共有しながら様々な職業と理科の関わりについて考えさせ、最終的に様々な職業と理科の関わりをシート上にまとめるものであり、1時間完了で実施することが可能である。本教材を用いて授業実践を行った結果、生徒が教材に興味をもち、活動に主体的に参加することができた。また、生徒は職業と理科の関わりを、他の生徒と教え合うことにより、多面的な見方を獲得することができた。本教材の実践後の調査の理科の有用性に関する項目で、肯定的な回答の割合が上昇し、有意差もみられた。しかし、職業と理科の関わりを生徒たちに「自分事」として捉えさせることには課題があるということが分かった。
Databáze: OpenAIRE