腸管壊死を伴わない門脈ガス血症の1例

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2018
Předmět:
Zdroj: 三菱京都病院医学総合雑誌. 24(*):38-40
ISSN: 1342-7520
Popis: 門脈ガス血症は、腸管壊死で認められる予後不良な徴候とされ、緊急手術適応の指標とされてきた。しかしCTの普及により非腸管壊死性の門脈ガス血症の報告が増加している。今回われわれは、CT所見から腸管壊死を疑って緊急手術を行い、術中腸管虚血の所見を認めず試験開腹のみで終了した症例を経験した。門脈ガス血症の原因が腸管壊死である場合の予後は非常に悪く、たとえ試験開腹に終わる可能性があるとしても、門脈ガス血症に腸管壊死を疑う所見がある場合には手術を躊躇するべきではないと考える。
Databáze: OpenAIRE