〈Research Notes〉An objective evaluation of Lilium japonicum's aroma effects on prefrontal lobe using fNIRS

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2020
Předmět:
Zdroj: 近畿大学生物理工学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Biology-Oriented Science and Technology of Kindai University. 43:53-61
ISSN: 1342-7202
Popis: [要旨]近年,患者数が急増するうつ病の対処療法としてアロマセラピーが注目されている.例えば,ラベンダーの香気成分が鎮静作用を有することなどが示唆されている.しかしながら,香りには好みがあるために,ラベンダーの香りを好まない人にとっては,逆にストレス要因になりかねない.一方, fNIRS (functional near infrared spectroscopy)計測によって,香りが前頭前野に賦活をもたらす可能性が示されているが,先行研究の多くは皮膚血流の影響が考慮されていないなど,実験条件の統制や解析が不十分であると考えられ,その信頼性には疑問が残る.そこで本研究では,ラベンダーと共通した主成分を持つササユリ香気成分を対象として, 前頭前野におけるササユリ香気成分の効果をfNIRSにより計測し,皮膚血流成分の除去などの信号処理を適用して解析を行った.比較対象には, アロマセラピー療法に用いられるラベンダーやグレープフルーツ香気成分,および無臭刺激を用いた.その結果,すべての被験者において,特定の香気成分曝露した際に賦活を示すチャネルが存在し,ササユリ香気成分に対して最大応答を示す被験者も存在した. ササユリ香気成分は,ラベンダー香気成分と主成分が同じであることから,ササユリにもラベンダーと同様のアロマセラピー効果を持つ可能性が示された
Databáze: OpenAIRE