The Developmental Change of The Factors Influence The Feeling of Aversion to School: Using the Retrospective Method for University Students
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2020 |
Předmět: | |
Zdroj: | 教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要. 15:47-55 |
ISSN: | 1881-5227 |
Popis: | 本研究では,(A)各学校段階間を通して学校嫌い感情および学校適応感は連続するのか,(B)各学校段階を通して学校嫌い感情に影響する要因は変化するのか,を検討することであった。大学生110名を対象に,小学校,中学校,高校,大学(現在)の学校嫌い感情と学校適応感(教師関係・学校全体・学習関係・友人関係)について,回顧法を用いた質問紙調査を行った。(A)について,学校段階間の全体的な変化を検討したところ,(1)学校嫌い感情は小学校は他の学校段階と比べて低い,(2)教師関係の適応は大学が他の学校段階と比べて低い,(3)学校全体の適応は高校が他の学校段階と比べて高い,(4)学習関係の適応は小学校のほうが大学よりも高い,(5)友人関係の適応は高校のほうが大学よりも(有意傾向として)高い,の5点が示された。また,学校段階間の個人内の変化を検討したところ,(1)学校嫌い感情は学校段階間を超えて個人内で相関する,(2)教師関係の適応は小学校は中学校とは相関するが高校以降とは相関せず,中学校での適応が高校以降の適応と相関する,(3)学校全体の適応は学校段階間を超えて個人内で相関する,(4)学習関係の適応は小学校~高校までは相関するが大学とは相関せず,高校と大学でのみ相関する,(5)友人関係は小学校~高校までは相関するが,大学とは相関しない,の5点が示された。(B)について,学校段階ごとに重回帰分析を行ったところ,(1)小学校・中学校では「教師関係」と「学校全体」が「学校嫌い感情」に有意な負の影響を与えていた,(2)高校ではモデルの適合度は有意だが有意な影響を与えるものは見られなかった,(3)大学ではそもそもモデルの適合度が有意でなかった,の3点が示された。学校段階ごとの学校嫌い感情と学校適応感の発達的変化,および実践への示唆について考察した。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |