Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2022 |
Předmět: |
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Zdroj: |
現代福祉研究 = THE BULLETIN OF THE FACULTY OF SOCIAL POLICY AND ADMINISTRATION : Reviewing Research and Practice for Human and Social Well-being : GENDAIFUKUSHI KENKYU. 22:75-90 |
ISSN: |
1346-3349 |
Popis: |
児童虐待による死亡事例のうち、生後24時間以内に殺害される新生児殺は突出して多い。この新生児殺は世界各地でみられ、妊婦を対象にその対策が図られている。しかし、こうした対策で十分なのか。本稿では政策評価に先立ち、先行研究のレビューを通して、新生児殺研究が新生児殺をどのように構成してきたのか検討し、残された課題を提示する。新生児殺研究の多くは加害者女性の分析に割かれてきた。その特徴は様々指摘されてきたが、共通するのは「望まない妊娠」、「妊娠の否定」、「妊娠の秘匿」、そしてサポートが期待できないパートナー男性の存在である。前3者も詳細に検討すれば、いずれにもパートナー男性が深く関わっているが、これに焦点化する研究はほとんどない。女性のリプロダクティブ自己決定権において男性の責任を考察するのは至難の業である。しかし、男性の生殖と責任の分析をもって、新生児殺の構造がいま一歩明らかになるだろう。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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