Analyses of Mathematics Textbooks in Junior High School from 1949 to 1957 when the Learning Unit Changed from Experiences in Daily Life to Solely Mathematics : Focusing on the Introduction to Rudiments of Algebra and Geometry

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Předmět:
Zdroj: 名古屋女子大学紀要 = Journal of Nagoya Women's University. 69:147-159
ISSN: 2436-8830
Popis: 昭和24〜32年に文部省検定済となった中学校数学科の教科書51冊について、昭和23年に告示された『算数数学科指導内容一覧表』が規定する「生活単元」が設定されていたかどうかについて調査した。生活単元と数学単元の混在が見られたため、生活単元の割合を「生活単元率」として全教科書について算定した。中学校の役割の一側面は初等教育から中等教育への橋渡しである。数学科においては、具体的な場面から抽象的な数学的思考への脱却がこれにあたる。その象徴は、文字式を使用する初歩の代数と証明を要する図形の論証である。この二つの分野は生活単元学習方式で学習指導が可能なのかどうか。生活単元率を目的変量とする数量化Ⅰ類の分析を行ったところ、検定年の経年とともに生活単元率が下がったことがわかった。また、文字式と図形の性質分野が生活単元率を押し下げる要因であることがわかった。
Databáze: OpenAIRE