エイセイ ガゾウ ジョウホウ ニ モトズク 2011ネン タイ コウズイ ヒガイ ケイゲン ニ カンスル コウサツ
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | Keio SFC journal. 12(2):131-139 |
ISSN: | 1347-2828 |
Popis: | 2011年タイ洪水を捉えたチャオプラヤ川下流域の時系列衛星画像を調べた。高水位(2011年10月下旬)から通常水位(12月22日)まで洪水終息に要した期間は2ケ月弱であった。排水が長期に及ぶ理由はこの流域の河川勾配が緩やかなことにある。加えて、バンコック市街を守る堤防が、チャオプラヤ川下流域の排水にとって障害になっている。この論文は、洪水被害軽減策を、地域特性を勘案して3つの柱に纏めた。それらは、第一、洪水予知によるダム貯水の事前放流、第二、森林保護による保水力維持およびダム容量の増量工事や遊水地の建設による貯水能力の強化、第三、既存運河及び新設放水路による排水能力の整備増強である。これらの施策を行う事で洪水時の高水位を下げ、2011年洪水のような大きな被害を普通規模の洪水被害のレベルに低減することが可能である。実際の施策には、明治43年東京大洪水のとき日本政府が採った荒川放水路建設策が参考となる。 自由論題 研究ノート |
Databáze: | OpenAIRE |
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