術前の医師との医療連携により歯科治療の危険が回避できた1症例
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2008 |
Předmět: | |
Zdroj: | 奥羽大学歯学誌. (4号):193 |
ISSN: | 0916-2313 |
Popis: | 71歳男。歯痛による食欲低下で歯科医院を受診したが、心疾患を合併していることから、紹介受診した。過去に2度の心不全増悪の経験があり、心停止により蘇生した既往もあり、心血管系の循環はいつ破綻してもおかしくない状態で、歯科治療にはかなりのリスクが伴うことが判断された。上顎右側第1、第2大臼歯については、デンタルX線写真撮影より、保存不可のため抜歯が必要と思われ、上顎右側第2小臼歯については感染根管処置が必要と思われた。急変時に備え静脈確保、除細動器や救急カートなどの準備を行い、歯科麻酔科医のモニター管理下にて計6回の歯科処置を施行した。全体を通して心房細動を基調とした危険な不整脈を散見したが、モニター管理下での慎重な処置により、それ以上大きな問題に発展することなく終了できた。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |