Influences of desire for thinness on nutritional intake in female university students
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2020 |
Předmět: | |
Zdroj: | 名古屋学芸大学健康・栄養研究所年報 = Annual Report of Institute of Health and Nutrition Nagoya University of Arts and Sciences. 12:1-16 |
ISSN: | 1882-1820 |
Popis: | 【目的】若年女性(20歳代)の低体重者の頻度は過去10年にわたり約20%と高く、若年女性の「やせ願望」の頻度も高い。以前のわれわれの研究結果からボディイメージ認識の誤りが過剰なダイエット行動に結びつく可能性が示唆された。今回は低体重者の食事摂取状況、健康状況を検討し、低体重者と普通体重者に分けて、自己のボディイメージ認識や理想のボディイメージ、および栄養摂取状況を検討し、やせ願望と過剰なダイエット行動の関係について明らかにすることを目的とする。【方法】2019年度N 大学管理栄養学部1 年女子学生162名を対象に、1 .身体計測(身長、体重、BMI、体脂肪率、AC、TSF、ウエスト周囲長)、2 .栄養調査(食物摂取頻度調査(FFQ)(システムサプライ社:食物摂取頻度解析システムVer.1.21))、3 . 食行動調査(自記式の調査用紙を用いて「健康や食生活に関する質問票」、「健康診断問診票」)、4 .シルエット法によるボディイメージ評価(Stunkardfigure rating scale)を実施した。【結果】低体重者では普通体重者と比較して栄養摂取量は有意差は認めなかったが、体格では体脂肪量と骨量は有意に低かった。食事の入手先としては、「親が作る」「自炊」がほとんどであり、中食・外食を利用する比率は低かった。低体重者の11%、普通体重者の72%が自分を「太っている」と感じており、低体重者の44%、普通体重者の92%が「今の体型からやせたい」と考えていた。「やせていることは美しいか」については、低体重者の66%、普通体重者の51%が「どちらともいえない」と感じていた。低体重者では、ボディイメージ・スコアにより自分の体型が太っているとの認識が強いと、エネルギー摂取量が低くなる傾向がみられ、特に脂質摂取量が有意に低下した。この傾向は、普通体重者では認められなかった。また、自分の理想とする体型や望む体型とエネルギー摂取量には明らかな関係は認められなかった。【結論】本学の女子大学生の70%以上が実際の体重よりも自分の体型が「太っている」と認識しており、普通体重者の90%以上、低体重者でも約50%が「今よりやせたい」と考えていた。普通体重者では、「自分が太っているという認識」や「やせたいという願望」が直接ダイエット行動とは結びついていなかった。一方、低体重者においては、「やせたいという願望」が直接ダイエット行動とは結びついていなかったが、ボディイメージ・スコアにより自身のボディイメージを「太っている」と認識していると、不適切なダイエット行動を実施する可能性が高いと考えられた。低体重者では誤ったボディイメージ認識が過度のダイエット行動に結びつく可能性があり、注意が必要である。 SummaryDesire for thinness of young women is supposed to induce excess body weight loss and inappropriate eating behavior. We evaluated the recognition of own current body size, desire for thinness and nutritional intake in female university students. Measurement of nutritional intake, questionnaires including eating attitudes, body size recognition by the Stunkard figure rating scale (FRS) and desire for thinness, were performed on 162 female students of school of nutritional sciences. Nutritional intakes in under-weight students (BMI |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |