Shibusawa Eiichi and Mito School: The Ideological Influence of Fujita Touko's Kaitenshishi

Autor: Seiichi, OE
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 埼玉学園大学紀要. 経済経営学部篇 = Bulletin of Saitama Gakuen University. Faculty of Economics and Business. 22:39-52
ISSN: 2188-4803
Popis: 本稿の目的は、渋沢が影響を受けたと考えられる藤田東湖(以下「東湖」)の主要著作について、(1)尊皇攘夷思想に対する基本的な考え方、(2)武士道と陰徳に関する理解、(3)渋沢に顕著な影響を及ぼしたと推察される考え方の3点を分析視角として検討し、その結果を渋沢の著作や言行録および事績と比較して水戸学の渋沢思想への影響を探ることである。 回天詩史の影響には、(1)武家と農民という藤田と渋沢の身分の違いからくる解釈相違によって意図せざる結果として生じた横浜焼き討ち、(2)両者間で相似する尊皇思想、歴史観、(3)両者間で認識が異なる宗教観などが明らかになった。 今後は、(1)尊皇攘夷思想に対する基本的な考え方、(2)武士道と陰徳に関する理解、(3)渋沢に顕著な影響を及ぼしたと推察される考え方の3点について水戸学思想を正確に把握すべく考察を進める。
Databáze: OpenAIRE